グリー、経費精算クラウドにログインせずにチャットで承認--データ連携を活用

藤代格 (編集部)

2020-07-27 07:00

 ソーシャルゲーム開発などを事業とするグリー(港区、連結従業員数1702人)は、ビジネスチャット「Slack」と経費精算管理サービス「Concur Expense」を連携。Concur ExpenseにログインせずにSlackで承認、差し戻しできるようになっている。

 

 SlackとConcur Expenseの連携では、データ連携サービス(Integration Platform as a Service:iPaaS)「ActRecipe」を採用し、Slack用アプリケーション「ActRecipeBot」を活用している。ActRecipeを開発、提供するアスタリスト(港区)が7月22日に発表した。

 

活用イメージ(出典:アスタリスト)
活用イメージ(出典:アスタリスト)

 グリーは、2019年2月からConcur Expenseを全社で活用。業務オペレーションを更に効率化すべく採用したという。ActRecipeBotのファーストユーザーになると説明している。

 ActRecipeは、クラウドサービスを連携させ、データを統合、変換を自動化するサービス。

 財務会計領域のSaaS、FinTechなどに特化したSaaS間連携ワークフローを“レシピ”として準備。選択するだけで連携できるという。ウェブAPIを提供するクラウドサービスであれば、どのような組み合わせも実現できるとしている。

連携サービスイメージ(出典:アスタリスト)
連携サービスイメージ(出典:アスタリスト)

 月額利用料金は5万円から。プラン、接続先、従業員規模によって変動するという。

 

 承認者がConcur ExpenseにログインせずにSlackから承認、差し戻しができるActRecipeBotは、2020年3月から提供している。

ActRecipeBot活用イメージ(出典:アスタリスト)
ActRecipeBot活用イメージ(出典:アスタリスト)

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