二輪車の開発、販売などを手がけるヤマハ発動機(静岡県磐田市、連結従業員数1万567人)は、間接費管理基盤として経費精算サービス「Concur Expense」、出張管理サービス「Concur Travel」を採用。
複数のシステムで構成される複雑な旧システムから6カ月で移行し、2019年11月から稼働しているという。4月22日、サービスを提供するコンカー(中央区)、コンサルティングから導入支援までを担当した日本IBMが発表した。
Concur Travelで会社の出張規程に沿った航空券、ホテルを手配でき、予約情報はConcur Expenseの経費精算申請と連携するという。出張規程遵守の徹底に加え、コスト削減やガバナンスを強化できるとしている。
Concur Expenseは、税別月額利用料3万円からの中小企業向け「Standard」、複雑な請求書業務、出張管理、高度な分析などに対応する中堅大企業向け「Professional」の2つを用意している。
Professional、Concur Travelはユーザーの要望に合わせて仕様などをカスタマイズするため、一律の料金体系ではないとしている。