ショートムービープラットフォーム「TikTok」は、円滑な県政コミュニケーションを目的に、広島県と連携協定を締結した。同プラットフォームを運営するByteDanceが発表した。
広島県では若年層を含む幅広い世代の県民に向けて、感染症への注意喚起をはじめとする県政情報を効果的に発信するため、4月28日から広島県公式TikTokアカウントを運用している。
第1弾の取り組みとして、両者は「若年層の未来チャレンジを応援する動画配信企画」を実施。新型コロナウイルス感染症の影響で学習機会が十分に確保できなかった若年層を応援する動画を共同で制作し、7月31日から同アカウントで順次配信を行っている。具体的には、伝統工芸、食文化、音楽、ITの分野で活躍する広島の人々に、ショートムービーでメッセージを表現してもらっている。

(出典:ByteDance)
また第2弾の取り組みとして、8月6日に実施予定の「被爆75年 平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)」をライブストリーミング機能「TikTok LIVE」を用いて生配信する。
さらに、広島県が推進する実証実験事業「ひろしまサンドボックス」との連携も予定している。同事業では、県内の企業がAI(人工知能)やIoT、ビッグデータなどを活用しながら、さまざまな産業や地域課題の解決をテーマに共同で実証実験を行うことができるという。