アドビは、Acrobat DCとBoxのクラウド連携を強化した「Adobe Acrobat for Box」の提供を開始した。
同サービスでは、PDFファイルや電子サインの作業をBoxで直接行うことができる。デスクトップにファイルをダウンロードすることなく、クラウド上で作業することが可能となる。
IT管理者は、Boxの管理コンソールの「オン/オフ」で従業員の同機能へのアクセスを簡単に切り替えることができ、テレワークでも生産性を向上させることが期待される。
その他の機能としては、 Acrobatのウェブビューワーから、検索・注釈ツールを備えた高精度PDFファイルの閲覧が可能となり、フォント、書式、レイアウトを維持した高品質PDFを生成できるようになった。削除、並べ替え、回転機能による既存PDFの修正・編集が可能で、PDF、Microsoft Office、画像、テキスト、Adobe Creative Cloudで作成したデザインファイルなど、複数の種類のファイルを一つにまとめて保管・配布できる。
また、 PDFから、Word、Excel、PowerPoint、RTFなどの編集可能なファイルへ、フォント、書式、レイアウトを維持したままエクスポートすることが可能。さらにBoxでのファイルプレビュー時に表示されるコンテンツ連動型推奨アプリ表示機能「Box 推奨アプリ」から、Adobe Signへアクセスし、署名が必要な文書を送信・進行状況を追跡できるようになり、関連するBoxや第三者アプリケーションにおけるファイルのアクティビティーをまとめて表示する「Box アクティビティストリーム」で、電子サイン情報を取得することが可能となる。