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新潮流Device as a Serviceの世界

Device as a Serviceと似て非なる、LCMサービスへの誤解

松尾太輔 (横河レンタ・リース)

2020-09-24 06:00

 日本では、PC運用サービスを「LCM(Life Cycle Management)サービス」と呼ぶことがあります。欧米では、「Managed Desktop」が一般的でしょうか。日本の、このLCMという言葉には、PCの調達から展開、利用中のサポート、廃棄まで、人間に例えるとまさに「ゆりかごから墓場まで」全てのフェーズにおいてPC運用を支援します、という意味が込められています。

 さて、このLCMサービス、全てのフェーズにおける業務が提供されるという割に、IT管理者が楽になっていない、むしろ面倒が増えているようなケースが見られます。実は、「全てのフェーズ」のコト視点が誤っていて、実際的なサービスになっていない場合があるのです。今回は、Device as a Serviceと似て非なるLCMサービスについて、選び方のコツを解説します。

 LCMサービスを受けているにも関わらず、PC運用業務が楽になっていないと感じているIT管理者の皆さん、ずばりその理由は、受けているサービスの「コトの視点」が間違っていることにあります。そして、なぜ間違ってしまうのかというと、「全てのフェーズにおいて」という日本独特のLCMサービスという表現を、提供事業者も利用する顧客も誤って解釈しているケースがあるからです。

 LCMサービスにおいて対象となるフェーズは、一般的には下図のように説明されます。

出典:横河レンタ・リース株式会社
出典:横河レンタ・リース株式会社

 ここでは、従業員たる利用者がPCを使うために必要なフェーズを表しています。計画・調達・導入・運用・廃棄です。では、この主語は誰でしょうか。誰が計画、調達などをしていくかと言えば、IT管理者です。そう、LCMとは、PCのライフサイクルのフェーズをIT管理者視点で見たものに他なりません。LCMサービスは、IT管理者のためのアウトソーシングサービスです。「アウトソーシング=外部委託する」フェーズの作業を行うのは、IT管理者です。そのIT管理者の視点、IT管理者の業務をどうするかという形でサービスが組み立てられています。IT管理者の視点で考えられたサービスというわけです。

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