NECは10月19日、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)製品「NEC Hyper Converged System」向けサービスを拡充し、サブスクリプションやクラウドバックアップなどのメニューを30日から新たに提供すると発表した。
NEC Hyper Converged System for VMware vSAN
サブスクリプションサービスは、新製品「NEC Hyper Converged System for VMware vSAN」を対象に、「NEC Hyper Converged Systemベンダファイナンスプログラム」として提供する。同製品のシステム構築から保守までの費用を月額で利用するもので、利用契約期間は原則5年間。同製品を資産として保有せず、初期投資額を抑制できるとする。
また、製品付属の専用管理ツール「NEC Hyper Converged System Console」でソフトウェア更新やクラスターノード拡張の作業の多くを自動化する機能を備え、作業量をソフトウェア更新で約91%、クラスターノード拡張で約64%削減(同社試算)するという。レポーティング機能で将来のリソース予測も行えるとしている。
クラウドバックアップはオプション機能として提供し、HCIのデータを重複排除しながらAmazon Web Services(AWS)環境に1TB単位でバックアップできる。
価格は、NEC Hyper Converged System for VMware vSANが732万3400円から、ベンダファイナンスプログラムが個別見積もり、クラウドバックアップソリューションは初期費用10万円と月額3万7000円(最低1TBから)ほか、となっている。