ピュア・ストレージは、第2世代のFlashArray//Cを発表した。同製品は、業界初のエンタープライズグレードのオールQLCストレージアレイで、エンタープライズクラスのパフォーマンスと機能をコスト効率よく提供する。
24.7TBおよび業界最大級の49TB QLC DirectFlashモジュールにより、可能な限り低いTCO(総所有コスト)を実現し、バックアップやデータ保護、テスト/開発環境、ワークロード統合など、従来は回転ディスクや非効率的なハイブリッドソリューションに頼っていたユースケースでもオールフラッシュを利用できるようになる。
ピュア・ストレージは、現代のビジネスではミッションクリティカルなものでも、容量重視のワークロードやアプリケーションであっても、あらゆるデータに迅速にアクセスする必要があるとしている。
そのため製品構成では、容量重視のワークロードにはFlashArray//C、パフォーマンス重視のワークロードにはFlashArray//X、そしてクラウドではFlashアレイの機能を利用できるCloud Block Storeを使用するというように、全てのデータを1つのアジャイルデータサービスプラットフォームに格納できるように製品構成を拡充させている。
オールQLC FlashArray//Cは、Pure1クラウドデータ管理、API自動化、AI(人工知能)ドリブンの予測サポートにより99.9999%以上の可用性を実現するように構築されており、エンタープライズ級のQLCは、ストレージクラスのメモリ、ウェアレベリングのソフトウェア、過剰なプロビジョニングなどを必要とせず、一貫した耐久性と持続的なパフォーマンスを提供する。
また、FlashArray//XおよびFlashArray//Cではパフォーマンス指向および容量指向のすべてのユースケースにわたる完全なソリューションとして導入でき、人員配置やトレーニングの要件を大幅に削減し、ITの俊敏性を高める。
FlashArray//Cは、ハードウェアとソフトウェアを無停止でアップグレードでき、データ移行が不要となるよう初めから設計されており、インフラストラクチャーを10年以上維持するための費用対効果の高い方法を提供するとする。