PwCコンサルティングは、ブロックチェーン関連の情報を集積/発信し、ブロックチェーンの調査、分析、実証、実装を支援する「Blockchain Laboratory」を開設した。専任担当者8人を中心に社内有識者と連携した組織を立ち上げ、順次体制を拡充していく予定だという。
同社はブロックチェーン開発ラボを複数抱え、100人以上の技術者を含む計500人以上のスタッフがブロックチェーン技術に関する研究や社会実装に取り組んでいる。Blockchain Laboratoryは、こうした各国法人が有するブロックチェーンに関する幅広い情報を集積して発信する。また、これらの情報と未来予測/アジェンダ設定を組み合わせ、企業の事業変革や、大学/研究機関の技術イノベーション、政府の産業政策を総合的に支援していく。
主な活動内容は、ブロックチェーン導入の可能性検討、ビジネス戦略策定のほか、ユースケースの早期抽出、仮説やビジネスケースの反復検証を行っていく。さらに組織全体の人/プロセス/テクノロジーを、ブロックチェーンエコシステムのために調整したり、同システムを監査するプロセスを検討したりする。イノベーションを加速するためのチャネルパートナーの選定や、クライアント組織のブロックチェーン教育も実施するという。