マイクロソフトの「Teams」、機能プレビューの仕組みを変更--新チャネルも

Mary Jo Foley (ZDNET.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)

2020-12-10 15:50

 Microsoftは米国時間12月8日、「Microsoft Teams」で導入予定の機能をユーザーがテストできる方法を変更すると発表した。Teamsのテストプログラムにおけるテスト用チャネルの名称を変更するほか、新しい「Public Preview」チャネルを追加する。

Teamsの3つのテスト用チャネル
提供:Microsoft

 Teamsユーザーは、刷新された「Insider」プログラムの下で、「Beta」「Private Preview」「Public Preview」の3つのチャネルから1つを選べる。Teamsのテスト用に用意されたこれらのチャネルは、対象とするグループが明確に異なる。Betaチャネルは、機能を試してみたいアーリーアダプターやIT専門家向けで、Private Previewチャネルは、検証するにあたってより高い安定性を求めている人向け。Public Previewは、本格的な導入の前に評価して機能を構築したいユーザーや開発者向けだ。

 Betaチャネルはこれまで「Ring 1.5」と呼ばれており、Teamsの「Technology Adoption Program(TAP)」の参加者に対して、機密保持契約に同意した場合にのみ提供されている。Private Previewはこれまで「Ring 3」と呼ばれていたもので、同じく、機密保持契約を結んでいるTAPの参加者にのみ提供されている。Public Previewは新しいチャネルで、必要な条件はなくオプトイン方式で、IT管理者が管理する。

 Microsoftの説明によると、「Teamsと『Microsoft 365』に含まれる他のアプリとの重要な違いは、Teamsでは、ビルドの公開ではなく機能の公開である点だ。つまり、(1)新しいビルドのアップデートなしで機能を有効化でき、(2)いずれかの時点で異なるチャネルに同じバージョンのビルドが存在する場合もある」という。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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