ミクシィ、クラウド型ID認識型プロキシソリューションを導入

NO BUDGET

2020-12-22 12:20

 ミクシィは、アカマイ・テクノロジーズのクラウド型のID認識型プロキシソリューション「Enterprise Application Access(EAA)」を採用し、ゼロトラスト型のリモートアクセス環境を実現した。

 EAAの導入後、ミクシィでは、VPN接続と比べてアクセス1回当たり約30秒の時間短縮を確認した。例えば、約1200人の従業員が1日に2回、PCとスマートフォンで社内システムにアクセスした場合、全社レベルで1日20時間、約2人分の労働時間の削減を達成できるということになる。

 EAAはクラウドサービスのため自社でサーバーを運用する必要がなく、同時に高い通信品質を維持できる。複雑なアクセス制御を一元管理可能にするため、直接雇用の社員、派遣、業務委託など権限や接続元、接続先の異なるユーザーのアクセス制御を一元的に行い、不正アクセスを防止できる。

 またオンプレミスだけでなく、パブリッククラウドの環境でも安全に導入でき、クライアントソフトは不要で、ウェブブラウザのみで利用可能という。さらに、プロトコル変換機能により、HTTPベースのウェブアプリケーションだけでなく、SSHやRDPも利用できる。

 現在ミクシィでは、勤怠管理や社内WikiのシステムへのアクセスにもEAAを利用しているが、さらに利用を拡大していく予定だ。

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