ナレッジスイートは1月6日、オンライン商談とオンライン会議に活用できるクラウドサービス「VCRM」の無料提供を開始した。医療施設やホテル業、旅行業、外食産業は1年間無料。それ以外の業界は3カ月間無料。
2月26日まで申し込める。1月7日にも発令が見込まれる緊急事態宣言に備えたという。
従来のオンライン商談やオンライン会議のサービスに実装されている機能は、それぞれの用途が異なるため、個別にサービスの導入契約をする必要があった。オンライン商談は、電話商談中にウェブブラウザでのオンライン商談に切り替えるための番号発番による接続が必要。オンライン会議は、事前に日時を設定し複数のユーザーが同時にアクセスするためのアクセスURL発行による接続が必要になる。
VCRMは、オンライン商談で利用される番号発番接続方式と、オンライン会議で利用されるURL発行による接続方式を両立する独自技術を搭載していると説明する。
商談や会議など、用途にあわせて接続方式を選択できるため、オンライン商談とオンライン会議の2つのサービスを導入することで発生する手間やコストの大幅な削減が期待できるとしている。操作方法の違いやセキュリティポリシーの違いによって発生する導入・運用障壁もなく、PCとスマートデバイス専用アプリケーションのインストールも不要となり、すぐに安価に利用できるという。
VCRMには音声自動テキスト化機能や録画機能を搭載、営業報告や営業教育、商談情報の共有に活用できると説明。税別価格は初期費用が9万8000円、月額費用が4ルーム以上で3万6000円となっている。今回は、初期費用と1ルームあたりの月額費用が無料になる。