日鉄ソリューションズ(NSSOL)は、北海道電力グループの北海道総合通信網(HOTnet)の自営等BWA(Broadband Wireless Access)の無線局免許取得を受け、現場業務効率化によるDX(デジタル変革)実現に向けて、発電所構内の実地検証の導入・運用支援を2020年12月〜2021年3月の期間で行う。
HOTnetが構築している自営等BWAの無線網は、現在通信規格LTE(4G)を特定のエリアに限って利用することができるが、将来的に第5世代移動体通信システム(5G)を使った実証を目指す予定だ。NSSOLは、無線機器の販売、無線設備の設置工事、システムの運用保守を提供する。
実地検証では、発電所内に構築した無線網を用いて、中央操作室から無線カメラによる設備の遠隔監視、ウェラブルデバイスを装着した現場作業員の保守業務の遠隔支援の実現性の確認を行う。これにより設備の不具合の早期発見、現場作業の省力化を目指す。