Microsoftが米国時間1月26日に更新した、Microsoft 365 Apps各プラットフォームに対する変更内容をまとめる。リリースノートによれば、バージョン2101(ビルド 13628.20274)へ更新したWindowsデスクトップ版は、Word、Excel、PowerPoint、Outlookに秘密度ラベルの適用や変更など操作すると、Microsoft 365管理者へ監査データを送信する機能と、政府機関向けMicrosoft 365に秘密度ラベルをドキュメントとメールに適用する機能を追加した。
Outlookは、メッセージ所有者による会話の削除や連続する会議を想定した予定作成、オンライン会議が既定で有効になっているという。
まず予定作成機能は会議を遅く始めるか、早く終了させるか、その短縮時間を指定する機能を指す。Outlookのプログラムマネージャーは「オンラインミーティングが増え、われわれの着席時間も増加している。休憩時間を設けて足を伸ばすことが重要だ」と同機能について説明している。
具体的にはオプションに「予定と会議を短くする」を追加し、1時間未満の予定と1時間以上の予定に対して、遅延もしくは前倒しする時間を設定するというもの。1時間未満は0、5、8、10分、1時間以上は0、5、10、15分の調整が可能だ。
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後者のオンライン会議オプションだが、筆者の環境では確認できなかった。Microsoftは「顧客から最も多い要望の1つは、既定ですべての会議をオンラインにするオプションを提供すること」と説明しているので、オプションダイアログを確認してみたが、同種の設定項目は見当たらない。
新規予定の新規会議作成ウィンドウは依然と「場所」ボタンが存在する。察するに「Teams会議に参加」ボタンによる自動設定を指すのだろう。
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