Microsoftが米国時間1月5日に更新した、Microsoft 365 Apps各プラットフォームに対する変更内容をまとめる。リリースノートによれば、バージョン2012(ビルド 13530.20316)へ更新したWindowsデスクトップ版は、Outlookの各種設定をクラウドで管理する機能が加わった。
直近のOutlookは署名内容をクラウド経由で同期する機能を備えていたが、新たに自動返信や優先受信トレイ、プライバシーといった設定を新規デバイスで利用可能になるという。
Outlookを起動すると、設定のクラウド同期が有効になった旨を示すメッセージが現れる
同機能の有無はオプションの「全般」に並ぶ「Outlookの設定をクラウドに保存する」で選択する
実際に新たな環境で試してみたが、クラウド設定を取得するような項目は確認できなかった。ちなみにMicrosoftは、現在のOutlook Web App(OWA)をベースにした「One Outlook」を開発している。Universal Windows Platform(UWP)版メールやカレンダー、Windows版、macOS版、ウェブ版のメール&カレンダークライアントの統一を目指す「Project Monarch」の一環だ。
先頃、開発中のOne Outlookバイナリーが流出したことで注目を集めているが、こちらの一般提供(GA)目標時期は2022年。Windows版やコンシューマー版、ウェブ版など利用者に混乱を招いた状況に重い腰を上げた形だ。
筆者もMicrosoft Edge Devベースで動作するOne Outlookを試してみたが、MicrosoftアカウントもAADアカウントでもサインインできなかった