システムインテグレーター(SIer)の日本ユニシス(江東区、単体従業員数4355人)は、2012年からモバイルアプリ管理(Mobile Application Management)サービス「moconavi」を採用。
PCやスマートデバイスから仮想私設網(VPN)接続不要で社内システムへアクセス、各種クラウドサービスと連携。全社的なテレワークへの移行も混乱なく実現できたという。2月18日、提供するレコモット(千代田区)が発表した。
会社支給の携帯電話をスマートフォンに移行する2014年までは、企業メールの社外閲覧を支給の携帯電話のみに限定。支給がある営業担当のみしか活用できず、営業以外の一般社員は社内のみでメールを閲覧する状況のため、メールを読むために帰社する必要があったという。
営業以外も含めて社外での業務効率を向上すべく、2012年に活用開始。外出中でもVPN不要でメールや社内電話帳、社内ポータルにアクセス可能。既存のオンプレミスシステムに手を加えず、セキュリティを確保しながら高速に表示できるという。外出先での待ち時間を削減したとしている。
2014年に1500ユーザー、スマートフォン支給に切り替えた2015年4月には全社となる5000ユーザーへと活用を拡大。「Microsoft 365」などのSaaSのほか、勤怠管理システムやeラーニングシステムなどとも連携し、ワンタッチでの勤怠報告、全従業員必須の研修の移動中の受講などができるという。

活用イメージ(出典:レコモット)
moconaviは、VPN接続の代わりにインストールするアプリ経由で活用できる。クラウド型とシステム環境に設置するオンプレミス型の2種類の活用方法がある。

活用方法は2種類用意(出典:レコモット)