Microsoftでコラボレーションプラットフォーム「Microsoft Teams」を担当しているグループは、Teamsを在宅ワークに使っている人の帯域に関する問題に対処しようとしている。
Googleは「Google Meet」で、自宅からのビデオ会議や、会議中に子供が動画ストリーミングを視聴している場合などの制約のある状況でもパフォーマンスを調整し、維持できるようにしている。
MicrosoftもTeamsで同様の問題に対応している。Teamsは2020年秋時点で、デイリーアクティブユーザーが1億1500万人超となっている。
Zoomは帯域幅が貧弱な接続で、映像より音声を優先させ、声が聞こえるようにしている。
Microsoftはロードマップの更新情報で、「データを保存したい場合、ネットワーク接続が貧弱あるいは制限されている場合などでは、ビデオ通話で使われるデータ量を制限すれば有効なことがある」と説明している。また、「新しい低データモードを使用すると、Teamsのビデオ通話中に使われるデータ量を制限できるほか、ネットワークの可用性に基づいて、さまざまな設定を決められる」としている。
Googleも自宅で働く人向けに、ネットワーク接続が弱い場合に、ネットワークの状態に応じてリソースの利用を自動的に調整して対応しようとしている。同社は1月、「Workspace Essentials」などのユーザーに、Google Meet用の新しいトラブルシューティングツールを提供し、ローカルデスクトップやネットワーク環境が会議の質にどのように影響しているかを把握しやすくなるようにした。
Microsoftは、この低データモードの機能を3月中にリリースする予定としている。OnMSFTでも、この機能を使用するとビデオ通話中に使われるデータ量を制限できるようになると報じられている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。