「Microsoft Edge」のリリースサイクルもChrome同様に短縮へ--Extended Stableオプション追加も

Mary Jo Foley (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2021-03-15 10:32

 Googleがウェブブラウザー「Google Chrome」の通常版のリリースサイクルを4週間ごとへと短縮すると発表して以来、多くの人々が「Chromium」ベースの「Microsoft Edge」ブラウザーについてはどうなるのかという疑問を抱いていたはずだ。そして米国時間3月12日、その答えが明らかになった。MicrosoftはEdgeの「Canary」「Dev」「Beta」「Stable」というチャネルに加えて、「Extended Stable」チャネルを選択肢として追加すると発表した。

 同社は現在のところ、メインストリームユーザーに対しておよそ6週間ごとにStableチャネルで新たなアップデートを提供している。この頻度は近いうちにおよそ4週間ごとへと短縮される。また同社は、8週間ごとにアップデートを提供する「Extended Stable」チャネルを追加する。これにより、Extended Stableチャネルを選択していないすべてのユーザーはデフォルトで、4週間ごとにアップデートを受け取るようになる。

 新たなチャネルの追加は、法人ユーザーにより管理しやすいペースでアップデートを提供することを目的としている。Extended Stableチャネルのリリース間に発生した重要性の高いフィックスは、隔週リリースのセキュリティアップデートとして配信されるが、その他の機能アップデートやフィックスは8週間ごとに提供される。

 リリースサイクルの変更は「Microsoft Edge 94」で開始される予定となっている。Edge 94のStableチャネルに向けたリリースは2021年9月23日の週になる見込みだ。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2023年OTサイバーセキュリティの現状レポート--75%の組織が過去1年間に1回以上の侵入を経験

  2. セキュリティ

    サイバーセキュリティ強化に向けてマイクロソフトが示す実践的な指針を紹介

  3. セキュリティ

    5分でわかる「AWS WAF」--基礎知識から運用で陥りやすい3つの落とし穴までを徹底解説

  4. セキュリティ

    最前線で活躍するトップランナーと本気で考える、これからのサイバーセキュリティ

  5. 経営

    ガートナーが指南、迅速な意思決定を促す「AI」活用を実践する3つの主要ステップ

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]