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マイクロソフト、RPA機能を「Windows 10」ユーザーに無償提供

ZDNet Japan Staff

2021-03-04 11:47

 Microsoftは、米国時間3月2~3日に開催しているオンラインイベント「Microsoft Ignite 2021」で、アプリケーション開発基盤「Power Platform」全体にわたる新機能を発表した。RPA(Robotics Process Automation)機能を「Windows 10」ユーザーに無償提供する機能や、ローコードなオープンソースプログラム言語、セキュリティ、「Power BI Premium」の新版、人工知能(AI)の新機能など、多彩な機能をアプリケーション開発者向けに投入する。

 発表した新機能は以下の通り。

  • Power Automate Desktop for Windows 10:Windows 10ユーザー向けに無償でRPAソリューションを提供し、複数のアプリを横断してタスクを自動化する。
  • Microsoft Power Fx:ローコード開発を前提にした、「Excel」ベースのオープンソースプログラム言語で、Power Platform全体を通じて利用できる。
  • 新たに機能拡張したガバナンス、セキュリティ、管理機能:これにより、ITプロフェッショナルは組織内でローコードなソリューションを安全に管理し、拡張できる。
  • 新世代のPower BI Premium:「Power BI Premium Per User」を、1ユーザー月額20ドル(約2100円)で4月2日に提供を開始する。従量課金制の新たなオートスケール機能を新たにオプションとして導入、利用率を改善する。
  • Power Virtual Agentsにおける新AI機能:データサイエンティストや開発者がいなくても、直感的かつノーコードのUIでチャットボットを構築できる。

 この中でも特に注目は、RPAを民主化するとMicrosoftが強調するPower Automate Desktopだ。Microsoftは2019年のIgniteでPower AutomateへのRPA導入を初めて発表。数十万という企業が採用し、現在は毎月数十億のアクションを自動化しているという。2020年には、Power Automate Desktopを投入し、Power Automateの自動化機能をオンプレミスのプロセスやローカルデスクトップのタスクにまで拡張した。

 さらに今回Microsoftは、Power Automate Desktop機能をWindows 10ユーザーに無償で提供すると発表。Windows 10ユーザーは、Power Automate Desktopをダウンロードすれば利用できる。さらに、数週間以内に「Windows Insider Preview」ビルドに含まれる予定としている。

 Power Automate Desktop for Windows 10により、「SharePoint」「Excel」「Outlook」「OneNote」さらに多くのサードパーティーのビジネスアプリケーションなど、好きなアプリケーションでタスクを自動化するRPAソリューションを提供できる。

 RPAを活用する企業の多くが、ExcelのRPA化による合理化に取り組んでいる。RPAの動きやExcelをベースに開発されたPower Fxなどは、Microsoftが強みを持つExcelの強みを最大限に生かす動きといえる。

 一方、「脱Excel」を呼びかける声も多くある中で、Excel復権への動きをユーザーがどの程度支持していくのかに期待が集まる。

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