国立研究開発法人理化学研究所(理研、埼玉県和光市)は、2021年4月からビジネスチャット「Slack」を導入。
理研全所で活用し、役職員など約6000人が安全、円滑にコミュニケーションできる体制を整備するという。3月26日、Slack Japan(千代田区)が発表した。
コミュニケーション手段の一つとして従来からメールを活用。誤送信、スパム、ウイルス添付、送信元詐称詐欺といったセキュリティリスクの高さを懸念していたという。
新型コロナウイルス感染症の拡大による、柔軟性が高い働き方も必要だったとしている。
一部の研究室や事務部署などの現場で以前から活用、頻繁に利用申請があるというSlackを採用。クラウドベースのため場所を問わず、それぞれのタイミングで対応できる非同期型コミュニケーションとして活用するという。
導入している認証基盤サービス「Okta」と連携と連携、シングルサインオン(SSO)が可能。ユーザーの管理、チャンネル作成などが安全かつ比較的簡単にできる点も評価している。