Zoom、約110億円のファンドを立ち上げ--開発者エコシステムの拡大に投資

Natalie Gagliordi (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 中村智恵子 高橋朋子 (ガリレオ)

2021-04-20 11:31

 Zoomは米国時間4月19日が、1億ドル(約110億円)のベンチャーファンド「Zoom Apps Fund」の立ち上げを発表した。「Zoom Apps(Zoom連携アプリ)」、他社サービスとの連携、開発者プラットフォーム、および対応ハードウェアからなる同社エコシステムの成長を促進するのが目的だ。採算性のある製品を開発する、市場に進出して間もない開発者パートナーに投資し、各ポートフォリオ企業への初期の投資額は25万~250万ドル(約2700万~2億7000万円)になるという。

 Zoom Appsは、Zoomの2020年の「Zoomtopia」カンファレンスで「Zapps」として発表されたもので、同社のマーケットプレイスで提供されている800本を超すアプリとは異なる。Zoomの既存のマーケットプレイスは、Zoomと連携するアプリを中心に扱っているのに対し、Zoom Appsは、Zoom上で他社アプリを直接利用できるようにするものだ。

 Zoom Appsには、開発者に対してアプリストアでの配信機会とともに、ミーティングでの利用を通じて口コミを広める可能性を提供する狙いがある。

 同社はZoom Appsエコシステムの成長を通じて、Zoomプラットフォームの機能を特に法人向けに拡大し、仕事の未来における幅広いコラボレーションプロバイダーとして進化しようとしている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  2. セキュリティ

    MDMのよくある“12の悩み”を解決!Apple製品のMDMに「Jamf」を選ぶべき理由を教えます

  3. ビジネスアプリケーション

    生成AIをビジネスにどう活かす?基礎理解から活用事例までを網羅した実践ガイド

  4. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  5. セキュリティ

    「100人100通りの働き方」を目指すサイボウズが、従業員選択制のもとでMacを導入する真の価値

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]