日鉄ソリューションズは、自社の次世代クラウドサービス基盤「absonne」に「Cisco ACI」と「Cisco Nexus Insights」を導入した。
導入された両製品は、ネットワークの自動化や可視化を実現するソリューションになる。これらを採用したことで、ネットワーク基盤の信頼性の確保、最小構成から必要に応じて高い拡張構成も実現する柔軟性、運用負荷を増大させないリソースサービスとしての運用容易性、マルチクラウドなどの新サービスの容易な追加・拡張が可能になった。
Cisco ACIはデータセンターネットワークに特化したSDNソリューション。今回、VMwareによる仮想環境以外のベアメタルやRed Hat環境なども含め、サイトをまたいだネットワーク全体を一元的に管理・運用できるようになった。
Cisco Nexus Insightsは、ネットワークの運用を最適化するソリューション。ネットワーク運用では、脆弱性対応やシステム障害などのたびに工数の多くが割かれているが、同ソリューションによって障害情報等を未然に予知や予防を行えるようになる。
また今回、「Cisco CX Service」も活用されている。同サービスはシスコの専門エンジニアによる導入時の設計支援や導入から利用時における機能定着の支援を実施する。また、Expert Careによって専任の担当者が運用フェーズにおける運用支援や障害管理を行うほか、技術的なナレッジも提供された。
