ミュゼプラチナム、ログを統合管理--攻撃の予兆検知までを自動化

藤代格 (編集部)

2021-05-05 07:00

 美容サロン経営などを事業とするミュゼプラチナム(渋谷区、従業員数4016人)は、統合ログ管理ツール「ALog」シリーズでログ管理を効率化。ログの集約、統合管理に加え、サイバー攻撃の予兆検知もしているという。4月28日、提供する網屋(中央区)が発表した。

 2019年からテレワークを試験導入し、ログ監査強化の必要性を感じていたという。専用人員を補充、人力でのログ収集、集計、レポート作成を検討するも、正確性とコスト面からログ管理ツールの導入に至ったとしている。

 Active Directory(AD)やファイルサーバー、クライアント、オフィスの入退室といった個別、分散に管理するログを集約。自動で集計、レポートを作成できるという。特権IDを含めた全IDの操作ログを対象にできるため、監査の工数削減や万一の際の潔白証明にもつながるとしている。

 分析に時間やスキルが必要なためそのままの“生ログ”での保管となっていたファルサーバーやデータベース(DB)のログは、人の操作に沿って変換可能。「誰がいつ何をしたのか」が理解できるという。

 人工知能(AI)を活用してユーザーの従来の振る舞いを分析、逸脱行為があった際にアラートできる「リスクスコアリング」機能を活用し、予兆検知装置としても動作するとしている。

課題と導入効果(出典:網屋) 課題と導入効果(出典:網屋)
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 ALogは、ログの活用でITシステムを包括的に記録、管理し、変化を顕在化できるという。サーバーやストレージ向けの「ALog ConVerter」、ネットワーク機器、クラウド、アプリ向けの「ALog EVA」、データベース向けの「ALog ConVerter DB」をラインアップしている。

機能イメージ(出典:網屋)
機能イメージ(出典:網屋)

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