NECは、DX(デジタル変革)人材を育成するための「学び」と「実践」の場を提供する「NECアカデミー for Future Creation Design」を2021年7月に開講する。DXに取り組む企業の担当者を対象とし、今後3年間で1500人の受講を目指す。
NECは、DX化に向けたビジネスデザインの方法論として、グローバルで実績があるBusiness Modelsと連携して「NECのデザイン思考フレームワーク」を開発し、社内に展開してきた。同アカデミーでは、この方法論に含まれるプロセスやツールの活用方法、またツールを利用する上でのマインドセットを習得しながら、DXに向けた事業創造手法について実践を通して体系的に習得することができる。
NECアカデミー体系
NECのデザイン思考専門家であるコンサルタントチームが、顧客のプロジェクトに参画し一緒に協働することで新事業開発や業務改革の手法が学べる「実践研修 コラボレーションコース」と、顧客のDXに関する事業課題を題材として個別に設計した研修内容をもとに同コンサルタントチームがアドバイスをしながらプロジェクトを推進する「実践研修 コーチングコース」、また、NECのデザイン思考フレームワークのツールや活用方法を短期間で学べる「個別研修コース」の3コースを提供する。
NECは、これまで社内に向けたデザイン思考の研修を2500人以上に実施してきた。また2019年4月に、社内で培ってきたAI(人工知能)人材育成ノウハウをもとに「NECアカデミー for AI」を開講しており、これまで100社を超える顧客が受講している。
「実践研修 コラボレーションコース」は標準期間3カ月で受講費用は2000万円から。「実践研修 コーチングコース」は標準期間1.5カ月で受講用は700万円から。「個別研修コース」(入門編1日間/基礎編5日間)は入門編が100万円、基礎編が600万円から。