Microsoftはまもなく「Microsoft 365」のアプリに対する「Internet Explorer 11」(IE 11)のサポートを終了する予定だが、Amazon Web Services(AWS)も、ユーザーに対して近日中に主なウェブサイトやアプリケーションでIE 11のサポートを終了すると告知した。
AWSは、2021年7月31日から2022年7月31日にかけてIE 11のサポートを段階的に終了する。同社は7月31日付けで、「AWSマネジメントコンソール」の新機能や新しいウェブページがIE 11で正常に機能することを保証しなくなった。
新たに投稿されたブログ記事によれば、既存の機能やページに関するIE 11関連の不具合は当面の間修正を続ける。一方で、同社は間もなく、ユーザーに対して新しいブラウザーへのアップグレードを促すリマインダーの表示を始める。
同社は、「2021年後半」に、IE 11を使用してAWSのページやアプケーションにアクセスしているユーザーへのポップアップ通知の表示を開始する。その際、「Chromium」ベースの「Microsoft Edge」や、「Firefox」「Chrome」などの新しいブラウザーへのアップグレードへの促すメッセージも表示されるという。
IE 11に対するサポート品質が低下するウェブサービスには、「Amazon Chime」や「Amazon Honeycode」などのウェブベースのサービスや、「AWSのドキュメント」「AWS Marketing」「AWS Marketplace」「AWS Support」などのAWSのウェブサイトのページが含まれている。
Microsoftも8月17日以降、「Microsoft Teams」や「Outlook」などのアプリケーションのIE 11での利用に対するサポートを終了する。この日は、同社がIE 11に対するサポートを終了する計画を発表してからちょうど1年後に当たる。
また「Windows 10」の多くのバージョンでは、2022年5月15日にIEのサポートが終了する。Microsoftは顧客に対して、ChromiumベースのMicrosoft Edgeに移行するよう呼びかけている。
IE 11は、「Windows 8.1」と一緒に2013年10月にリリースされた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。