岡三証券の機関投資家営業部は、社会状況とともに変化する顧客ニーズのより深い把握と、組織全体での提案力強化を目的に「Salesforce Sales Cloud」を導入した。テラスカイが導入支援のパートナーとして協力した。
導入プロジェクトは2020年11月に開始、プロトタイプを検証しながら開発を進め、2021年2月に運用を開始した。テラスカイでは、SalesforceのSFA(営業支援システム)としての活用を見込み、証券会社がビジネスのパフォーマンスを図る際に極めて重要な指標であるブローカーポイントとの連携も行っている。
同営業部では、導入以前、顧客情報の管理方法が統一されておらず、担当者の退職などによって顧客情報の引継ぎが十分にされなかった。また担当者や部署単位に情報が限定されることで、非効率なアプローチや提案が行われているといった課題が顕在していた。
今後は利用者から出た意見をもとに改善を行いながら操作性の向上を図っていく。また、組織力の強化に向けて他部門への展開計画も進行しており、業務システムとの連携やモバイル活用が予定されている。