「Windows Insider」プログラムの「Dev」チャネルにいる参加者の中には、最近は安定したビルドばかりでつまらないと思っている人もいたかもしれない。しかしMicrosoftは、まもなくDevチャネルに再び最先端のビルドを公開し始める予定であることを明らかにした。ただし、そこで見た機能が、年内にリリースされる「Windows 11」に盛り込まれる可能性は低い。

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Microsoftは、Windows Insiderプログラムの参加者に方針変更を知らせるメッセージを送った。同社がDevチャネルにWindows 11の最初のプレビュー版を公開したのは2021年6月下旬のことで、このバージョンには、新しいセットアップ方法、「ピン留め」されたアプリの並び替え機能、新しい通知センターとクイック設定、刷新されたファイルエクスプローラー、タスクバーへのウィジェット導入などの新機能が盛り込まれていた。
また7月末には、Windows 11のプレビュービルドが「Beta」チャネルでも公開された。Microsoftは当時、Devチャネルの参加者に対して、より安定したWindows 11のビルドを試したい人はBetaチャネルに移るべきだと予告していた。
DevチャネルとBetaチャネルの最初のビルドには、タスクバーに「Teams」のチャットボタンが付いていなかったが、MicrosoftはまずDevチャネルでこの機能をリリースし、8月の初めにはBetaチャネルでもリリースしている。
Microsoftは、Windows 11のテストをしているDevチャネルの参加者に対して、今後公開されるビルドはより不安定なものになると通知するメールを送った。ただし、このチャネルで公開されるビルドは、2021年中(おそらく10月頃)にリリースされるバージョンのWindows 11とは異なるものになるという。
2021年にWindows 11としてリリースされる予定のWindowsを試したい参加者は、近日中にBetaチャネルに移った方がよいだろう。Betaチャネルでは、公式リリースに搭載される機能のテストが行われることになる。
Microsoftユーザー向けのニュースサイトである「MSPoweruser」や、イタリアのサイト「HTNovo」に投稿されたDevチャネル参加者向けへのメールの文面では、今後公開されるビルドの詳細には全く触れていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。