Equinixは米国時間9月23日、新たな5Gおよびエッジテクノロジー開発センター「5G and Edge Technology Development Center」をオープンしたと発表した。同社は多数のコロケーションセンターを擁することで知られているデジタルインフラ企業だ。この新たなテスト環境はテキサス州ダラスのデータセンター内に設置されている。まず、分散人工知能(AI)と機械学習(ML)のほか、インフラのオーケストレーション、拡張現実(AR)と仮想現実(VR)、モバイルハイブリッドマルチクラウドの接続性といったいくつかのユースケースに注力するものになる。
5Gおよびエッジテクノロジー開発センターは実質的に、無線ネットワークからクラウドまでを対象として相互接続された、本番利用に耐えられる「サンドボックス環境」として機能する。これには完全なかたちで動作する、Nokiaの非スタンドアロン型5Gネットワークも含まれている。サービスプロバイダーやネットワーク事業者は、5Gやエッジアプリケーションの構築に必要なインフラを評価する上でこのセンターを活用できるはずだ。
Equinixの最高技術責任者(CTO)Justin Dustzadeh氏は声明で、「企業が5Gによる新たなテクノロジーやサービスを開発する中、そのコンセプトを現実のものにするためのテストと実現に向けた実際の環境を必要としている」とし、「サービスプロバイダーとパートナー、クラウドがそろったEquinixのリッチなエコシステムにより、5G and Edge Technology Development Centerは企業の持つコンセプトを完全なかたちで実際にテストし、新機能を市場にもたらし、採用を加速させ、新たな収益源を迅速に生み出せるようにするための唯一の場所といえる」と述べている。
このセンターはEquinixの「DA11」International Business Exchange(IBX)データセンターにある。
Equinixのビジネス開発担当バイスプレジデントJim Poole氏は声明で、「当社は、複数の業界の民間企業、商業組織、研究者をダラスに招き、複雑な5Gの配備と相互運用性のシナリオをテスト、検証して、加速させられるようにすることを光栄に思う」と述べている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。