日本生命は、営業職員が持つスマートフォンから、保険商品のカタログやチラシ、動画などのデジタルコンテンツを顧客のスマートフォンに送付し、その閲覧状況を可視化できるサービスを利用開始した。全国の約5万人の営業職員が活用する。富士通が10月14日に発表した。

日本生命における「Finplex eXgrow」を用いた新サービスの活用イメージ
日本生命のサービス管理者がデジタルコンテンツをクラウドサービスに保存し、営業職員と共有し、サービスの専用アプリから一元管理ができるようにした。
営業職員は、スマートフォンの専用アプリからメール、SMS、メッセージングアプリを用いて顧客にメッセージやコンテンツ閲覧用のURLを送付する。顧客に専用アプリは必要なく、メッセージやコンテンツをインターネット経由で確認、閲覧できる。
営業職員は専用アプリから顧客への送付状況や開封・閲覧状況を把握。関心度合いやタイミングに合わせて個別にアプローチする。
このサービスは富士通が開発したもので、「FUJITSU Finplex 顧客エンゲージメント強化サービス eXgrow」を用いている。Finplex eXgrowは、米Eltropyのデジタルコミュニケーションプラットフォームを組み込み、メールやSMS、メッセージングアプリを通じて利用者にデジタルコンテンツを送付し、閲覧状況を可視化できる。