富士通Japanら、デジタル教材活用に向け共通プラットフォーム開発へ

NO BUDGET

2021-12-24 13:00

 富士通Japan、教育同人社、浜島書店、明治図書出版は、ITを活用した新たな学びを支援し、良質なデジタル教材を提供するため、共通プラットフォームの開発を開始した。これにより、全国の学校教員や児童・生徒が、タブレットなどの学習用端末を用いて、慣れ親しんだ紙教材と同じような感覚で授業や自宅学習にデジタル教材を利用できるようになる。

 この共通プラットフォームは、富士通Japanのドリルシステム「FUJITSU 文教ソリューション K-12 個別学習支援 V1 ペンまーる」のノウハウを活用して開発する。児童・生徒は、独自の手書き文字採点機能により、タブレット端末に手書きした回答の答え合わせや間違えた問題の正しい答えを確認しながら、主体的に学びを進めることができる。教員は専用画面から学習状況や回答内容を参照し、児童・生徒一人ひとりの学習の進捗状況や理解度、学びの定着度をリアルタイムに把握できる。

 同共通プラットフォームを利用して、全国の小学校・高等学校向けに、教育同人社、浜島書店、明治図書出版が開発する教科書準拠のドリルやプリントを中心とした豊富なデジタル版の図書教材を、提携する販売代理店経由で2022年4月から提供することを目指す。複数社のデジタル教材を販売代理店経由で学校に直接提供する取り組みは国内初だという。

 教材のデジタル化は教科書などで普及が進む一方、教材会社が地域や教員のニーズを踏まえて出版している図書教材は、種類が膨大なことによるデジタル化の遅れが課題となっていた。これに対しデジタル版の図書教材を開発して提供することで、教員は慣れ親しんだ良質な紙教材をそのままデジタル教材としても利用できるようになる。

 教材会社は、これまでもデジタル教材を各社独自のサービスとして開発・販売してきたが、デジタル採点機能や教材管理機能、オンライン配信機能などのインフラ開発などに対してコスト面での課題があった。教材会社ごとに操作方法や管理画面が異なることから、教員が操作や管理方法を習熟するための負担も課題になっていた。これを受けて共通プラットフォームにデジタル採点機能や教材管理機能を搭載することで、教材会社が個々に機能を開発することなく、教材のデジタル化に専念できる環境を実現する。教員は各社のデジタル教材を同じ操作方法で利用できる。

 この共通プラットフォームで提供するデジタル教材は、既存の紙教材と同じ販売代理店から注文できるため、教員は販売代理店からの提案を基に、紙とデジタル双方のメリットを踏まえて図書教材を選定することができる。

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