富士通、送配電設備を管理するGEのソリューションを国内で販売開始

NO BUDGET

2021-12-22 07:00

 富士通は、GEの電力アセットマネジメントソリューション「EnergyAPM(エナジーエーピーエム)」の国内販売についてGEと合意し、GEが日本向けに機能拡充した「EnergyAPM」を発売した。クラウド/オンプレミス型それぞれに対応する。

 EnergyAPMは、電力分野における送電と配電設備運用に特化したデータ分析ソリューションで、世界15カ国以上に導入実績がある。鉄塔や変圧器、電柱などの送配電設備の経年劣化による故障の確率や故障が電力供給に支障を及ぼす影響度などを算出し、ダッシュボードで可視化する。

 これにより、重要度に基づく効率的な設備のリスク管理や、安全かつ適正なコストで設備の維持が可能となる。またマイクロサービスアーキテクチャーに基づいて設計されているため、日本の事業環境に合わせて管理対象設備を柔軟に追加できるなど、可用性やスケーラビリティーを実現するという。

 日本国内向けに機能拡充したのは、日本の高経年化設備更新ガイドラインを適用し、設備のリスクを評価するAPM(Asset Performance Management)の機能と、設備更新の計画や投資最適化を行うAIPM(Asset Investment Planning and Management)の機能。これにより、日本国内の送配電事業者によるガイドラインに準拠した設備管理と設備投資の適切な判断を支援する。

 またGEの数十年にわたるノウハウを基に、電力アセットマネジメントに重要となる5つの観点で構成され、主要な送配電設備をカバーする80以上の設備評価モデルを備えている。国際標準などに基づくインターフェイスも搭載し、幅広い通信プロトコルの対応が可能。既存の設備管理、災害予測といったITシステムや、電力設備の各種監視デバイスとの相互接続に柔軟に対応できるという。

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