クラウドソフトウェア大手Blackbaud、「Impact-as-a-Service」を手がけるEVERFIを買収

Jonathan Greig (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2022-01-05 09:57

 クラウドソフトウェア大手のBlackbaudがソーシャルインパクト(社会的影響力)テクノロジーを手がけるEVERFIを7億5000万ドルの現金と株式で買収した

 Blackbaudは、非営利団体や高等教育機関、K-12(幼稚園から高校)、医療機関、宗教コミュニティー、芸術文化団体、財団、企業にクラウドソフトウェアサービスを提供する企業だ。今回の買収では、約4億5000万ドルの現金と3億ドル相当の普通株式をEVERFIの株主に提供する。

 ワシントンD.C.を拠点とするEVERFIは、「Impact-as-a-Service」(サービスとしてのインパクト)を専門としており、クラウドベースのソフトウェアやそのほかのツールを民間、公共、および社会セクターの組織に提供している。また、環境、社会、ガバナンス(ESG)と企業の社会的責任(CSR)の目標に関して、複数の企業と協力している。

 EVERFIは自社のテクノロジーと学習プラットフォームを通して、世界中の4500万人以上に「リーチ」した。

 Blackbaudのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)のMike Gianoni氏によると、ESGおよびCSRプログラムに投資している企業には、「慈善事業の目標を有意義なソーシャルインパクトの機会と結びつけるのを支援できるパートナーが必要」だという。

 「EVERFIの買収と当社の既存の専門知識とテクノロジーにより、Blackbaudは、EVERFIのコミュニティー教育、ボランティア、助成金提供、および慈善プログラムで企業をサポートする主要なパートナーになる。BlackbaudとEVERFIは世界クラスのテクノロジーを通して、測定可能なソーシャルインパクトという共通のビジョンを実現するために、協力していく」(Gianoni氏)

 「今回の買収で、EVERFIのImpact-as-a-Serviceの専門知識とBlackbaudの強力な企業向け製品群を結びつけることが可能になる。これにより、企業がESGとCSRの目標に大きな影響を与えられるように支援し、より良い世界を構築する教育プログラムと有意義な成果をK-12の学習者に提供する包括的なソリューション群が完成する。われわれは、EVERFIのチームをBlackbaudに迎えることに興奮を感じている」

 今回の買収により、さらに多くの企業とのつながりができるので、トータルアドレサブルマーケット(獲得可能な最大市場規模)が200億ドル以上に拡大する、とBlackbaudは説明した。EVERFIは2022年に約1億2000万ドルの売上高を計上し、前年比で約20%の成長を遂げる見通しだ。

 EVERFIのCEOのTom Davidson氏は、同社のソフトウェアが「世界最大規模のいくつかのESGおよびCSRイニシアチブ」を支えていると述べ、今回の買収が「毎年何百万人もの学習者に影響を及ぼすだろう」と言い添えた。

 「BlackbaudとEVERFIには、よく似た文化と強い目的意識がある」とDavidson氏。「われわれは力を合わせて、顧客とイノベーション、データ駆動型ソーシャルインパクトへの比類なきコミットメントを提供し、ソーシャルインパクトの分野で唯一無二のリーダーになる」

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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