Intelは米国時間2月15日、イスラエルを拠点とするファウンドリー企業Tower Semiconductorをおよそ54億ドル(約6200億円)で買収することで合意したと発表した。

提供:Stephen Shankland/CNET
買収手続きは約1年で完了する見通しだ。買収が実現すれば、Intel Foundry Servicesで提供可能なテクノロジーを強化できる。
Intelは、RFやSiGe、産業用センサーなどの専門的なテクノロジー分野におけるTowerの強みに期待を寄せている。また、Towerが米国とアジアで「地理的な相互補完性」を持つ製造施設を運営していることにも触れた。
Intelの最高経営責任者(CEO)Pat Gelsinger氏は、「Towerの持つ専門的なテクノロジーポートフォリオと、地理的なリーチ、顧客との密接な関係、サービス第一主義の運営は、Intelのファウンドリーサービスを拡大し、ファウンドリー能力を世界に向けて提供する主要プロバイダーになるというわれわれの目標に役立てられる」とコメントしている。
ライバル企業もチップ需要を収益化につなげようとする動きを見せている。AMDは14日、「FPGA」などに強みを持つXilinxの買収を完了した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。