福岡県で「筑紫もち」など和菓子を製造販売する如水庵は、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を2022年4月に正式導入する。SmartHRは3月15日に発表した。
如水庵では、雇用契約や年末調整といった人事・労務業務に紙媒体を使用しており、書類のやりとりや管理・保管業務が大きな負荷となっていた。また、より多くの従業員にデジタルトランスフォーメーション(DX)の意義やメリットを実感してもらうため、従業員自身が利用する機会の多い労務管理ソフトの導入を通じた人事・労務業務のDXを検討していた。
SmartHRを使用することで、人事・労務の手続きに必要な情報を従業員がPCやスマートフォン上で入力し、担当者がオンラインで管理できるため、書類の配布・回収業務を省略することができる。電子申請機能によって役所へ行かずに手続きが完了できるため、ペーパーレス化を通じた労務業務の効率化とミスの防止も可能となる。また、年代やITリテラシーを問わず、多くの従業員の円滑な利用が期待できる画面デザインや操作性が評価され、導入が決定された。
SmartHRは、人事労務ソフトとして、雇用契約や入社手続き、年末調整などの多様な労務手続きをペーパーレス化し、データとして蓄積する。勤怠管理システムや給与計算システムなどとの連携により、さまざまなデータの一元管理も可能。SmartHRに蓄積された従業員データを活用した「人事評価」「従業員サーベイ」などの人材マネジメント機能は、組織の活性化や組織変革を推進するために活用できる。