ビジネス現場のコミュニケーションツール「LINE WORKS」を提供するワークスモバイルジャパンとヤマト運輸は、LINE WORKSで宅配便の発送手続きができ、配送費用の個人精算も不要となる新機能の提供を5月12日から開始した。
新型コロナウイルス感染症の流行を契機としたテレワークの急速な普及を受け、業務上必要な荷物を自宅などオフィス以外の場所から発送する機会が増えている。それに伴い、「手元に送り状がない」「経費の立て替えが必要」などの状況が生じ、業務の効率化や発送時の利便性向上が課題となっているという。
ワークスモバイルジャパンとヤマト運輸は、これらの課題を解決すべくLINE WORKS上で宅配便の発送手続きができる新機能の実証実験を2022年3月から開始。システムの動作や操作性などの検証の結果、課題解決や満足度向上に寄与することができたため、5月12日からの正式提供を決定したという。
同機能は、LINE WORKSの有料版で利用でき、自宅、シェアオフィス、サテライトオフィス、出張先、イベント会場など、あらゆる場所から、スマートフォンを使って発送手続きをはじめることを可能にする。
LINE WORKS上で、チャットボットを通じて届け先などの送り状情報を入力すると、専用2次元バーコードが発行される。専用2次元バーコードを荷物と一緒に近くのヤマト運輸の営業所などに持ち込むだけで荷物を発送できるため、手書きで送り状を用意する必要がなくなる。発行された専用2次元バーコードを利用することで、コンビニエンスストアや宅配便ロッカー「PUDOステーション」など最寄りの場所から発送することも可能だ。
配送費用は、発送手続きの際に自動で計上され、LINE WORKSの利用料金と合算して会社に請求されるので、配送費用を個人で立て替えることなく荷物を発送できる。