Microsoftは米国時間7月5日、「Windows 11」プレビュー版の最新ビルドを「Beta」チャネルに公開した。今回、Betaチャネルは2つのグループに分けられている。新機能がオンになったビルドが手に入るグループと、そうでないグループだ。
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公開されたWindows 11は、「ビルド22622.290」が新機能を利用できるグループ向けで、「ビルド22621.290」が新機能がデフォルトでオフになるグループ向けだ。
Microsoftは新機能がオンになったパッケージについて、「新機能が搭載されてオンになっているアップデートのビルドナンバーを、機能がデフォルトでオフになっているアップデートのデバイスと区別しやすいように、意図的に大きくする」と説明している。
Microsoftによると、Betaチャネルユーザーの過半数は、新機能がデフォルトでオンのビルドを入手できる。ただ、どちらのグループに入るのかをユーザーが決めることはできない。ビルド22621.290を入手した場合でも、「イネーブルメントパッケージ」をインストールすれば新機能を利用できる。
今回追加された最大の新機能は「Suggested Actions」だ。この機能は、Windows 11のテストビルドが「Dev」チャネル向けとBetaチャネル向けに分かれた5月の時点で、Devチャネルには公開されていた。
Suggested Actionsは、次の作業を提案することで、アプリをまたいだコピー&ペーストや、コピーした番号に電話をかける作業を素早くできるというものだ。例えば、日付をコピーするとカレンダー項目の作成が提案され、電話番号をコピーするとその番号に電話をかけるプロンプトが表示される。この機能は米国、カナダ、メキシコで提供されている。
ほかには、「OneDrive」のサブスクリプション管理が「設定」に加わった。料金や支払い方法、ストレージの利用状況を確認できる。ストレージ空き容量が少なくなると、警告も表示される。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。