日立製作所、DX・クラウド事業の強化でグループ会社を再編

ZDNET Japan Staff

2022-11-16 18:29

 日立製作所は11月16日、デジタルトランスフォーメーション(DX)やクラウドを中心とするITサービス事業の強化を目的に、2023年4月1日付で「デジタルシステム&サービスセクター」(DSS)の国内グループ会社を再編することを発表した。

 同社は、4月28日に発表した「2024中期経営計画」の中で、デジタル領域やグリーン関連事業ポートフォリオ、人材の継続的な強化を図っており、大規模クラウド対応やデータセンターの環境対応、高信頼なITサービスへのさらなる需要増大に対応するため、事業を再編・統合することにしたという。

 具体的には、日立インフォメーションエンジニアリングが手掛けるITシステム運用のデータセンターソリューション事業を日立システムズグループに事業移管する。また、システムの設計・開発・運用のシステムソリューション事業およびユーザーインターフェース開発などのテクニカルコミュニケーション事業を日立ソリューションズグループに事業移管する。なお、日立インフォメーションエンジニアリングは、自社保有する「横浜データセンター」の資産管理運用を継続するとしている。

 再編では、データセンターソリューション事業の統合で、温室効果ガスの排出削減や企業顧客のクラウド化需要へいち早く対応していくとする。システムソリューション事業とテクニカルコミュニケーション事業についても、より大規模なプロジェクトの推進、多様な顧客課題への対応力強化を図っていくという。

再編内容
再編内容

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 56 選 課題と解決方法を一挙紹介

  2. ビジネスアプリケーション

    生成 AI の可能性を最大限に引き出すためにできること—AI インフラストラクチャの戦略ガイド

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]