人が書くように文章をつくる生成型(ジェネレーティブ)AIとして、ChatGPTが広く話題になっている。ChatGPTを開発するOpenAIが2022年12月にサービスを開始して以降、Wall Street JournalやNew York Timesなど米国系メディアでも、ChatGPTの話題で持ちきりとなっている。
論点も多い。もともとAI脅威論が盛んだった米国では「ついにAIに仕事を奪われる」という声が相次いだ。米MicrosoftがOpenAIに1兆円を超えとも言われる多額の出資を決めたことで、AIエンジンである、2023年3月に発表された最新のGPT-4や、ChatCPTのエンジンになっているGPT-3.5が、今後Microsoft製品に幅広く組み込まれていく見込みであることと、それによる影響なども議論されている。
一方で、まだまだ「作り話」をしてしまうことや、GPT-4の初期版では爆弾の作り方を指南してしまったことなど、コンプライアンス面の課題も指摘されている。ちなみに、GPT-4の最新版では「私は武器の作成や違法行為に関する情報やガイダンスを提供することはできません」と回答していると、OpenAI は説明している。
ChatGPTの完成度の高さに初期ユーザーは沸く一方で、企業側では「機密情報をChaGPTに入力しないように」など、セキュリティの観点から利用を制限する動きも出てきているようだ。
話題を振りまくChatGPTおよび、エンジンであるGPT-3/3.5/4について、説明する記事を集めた。