「ChatGPT」利用のヒント

ChatGPTの「カスタム指示」を使って自分に合った回答を得る6つのヒント

Maria Diaz (ZDNET.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2023-08-08 06:30

 「ChatGPT」は、今起こっている人工知能(AI)ブームの火付け役として、単独で名前を挙げられるほどの人気を博している。さまざまな生成AIツールがユーザーから支持されているのは、広く利用でき、役に立つからだ。ChatGPTを作ったOpenAIは最近、これをさらに役立つものにするために、回答をカスタマイズする機能である「Custom Instructions(カスタム指示)」を追加した。

ノートPC
提供:Maria Diaz/ZDNET

 現時点では、Custom Instructionsを利用するには、サブスクリプションプランである「ChatGPT Plus」に加入している必要がある。ただし同社は米国時間7月20日にこの機能をリリースした際、数週間以内にすべてのユーザーに提供すると述べている。

Custom Instructionsの6つの便利な使い方

Custom Instructionsの画面
提供:Maria Diaz/ZDNET

 ChatGPT Plusの加入者がCustom Instructionsを使うためには、まずChatGPTのウェブサイトで「Settings」メニューを表示し、「Beta features」タブに移動する。そこでCustom Instructionsの項目のスイッチをオンにすると、メニューに「Custom instructions」という項目が表示されるようになる。

 そのメニューを選ぶと2つのテキストボックスが表示される。1つはユーザー自身やユーザーの役割を指定するためのもので、もう1つはChatGPTの話し方や文体などを含む、ChatGPTの回答の形式を指定するものだ。

1. 回答をユーザーの文体や職業に合わせて調整する

 使う人が自分が学生なのか、マーケティングの専門家なのか、ソフトウェア開発者なのかによって、望ましい回答の文体は変わってくる。Custom Instructionsを使えば、それを調整できる。

 自分の職業を指定すれば仕事の内容に合った回答を返してくれるし、どの程度形式張った文体にして欲しいか、長い回答と簡潔な回答のどちらが欲しいかといったことも指定できる。

 例えば学生であれば、1つ目のボックスには「私は英語を専攻している真面目な大学生です」、2つ目のボックスには「常にフォーマルかつ学術的な文体で、回りくどい表現を省いて徹底した説明を付けて回答してください」などと指定するのもいいだろう。

2. コーディングのスタイルを好みに合わせる

 ソフトウェア開発者は、Custom Instructionsの機能が追加されたことで大きなメリットを得られる。この機能を使えば、作業の文脈を説明したり、好みのプログラミングのスタイルや言語を指定したりできるためだ。

 1つ目のボックスには、「私は主に『Java』でコーディングをしているソフトウェア開発者で、DRY原則に従って書かれたコードを好みます」という感じで自分自身の説明と自分のスタイルを指定する。また、2つ目のボックスには、「効率的で読みやすいコードを書き、明快で簡潔なコメントを付けてください」などと書くといいだろう。

 ソフトウェア開発者であれば、ChatGPTに複雑なアルゴリズムについてかみ砕いて説明させる、コードレビュワーとして脆弱性を見つけさせる、アルゴリズムを最適化させる、単体テストのコードを書かせる、といった目的にもCustom Instructionsを利用できる。

 この機能を使えば、毎回同じスタイルで会話できるため、チャットを新しく始めるごとに改めて繰り返し指示する必要がなくなる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]