Linux Professional Institute(LPI)の日本支部は9月6日、ITセキュリティの入門レベルを対象とした認定試験「Security Essentials v1.0」の日本語試験を新たにリリースした。ITセキュリティの向上を目指す学生や組織を対象にしている。
LPIは、2019年からオープンソースなどの入門スキルの開発や認定の「Linux Essentials」シリーズを提供しており、学校や企業などで認定者が増加しているという。新たなSecurity Essentials v1.0は、ITセキュリティの重要な分野の予備知識をカバーし、基本的なセキュリティ概念や暗号化、デバイスおよびストレージのセキュリティ、ネットワークおよびサービスのセキュリティ、アイデンティティー保護、プライバシーなどをトピックとしている。
認定試験は、「ピアソンVUEのテストセンター」とオンラインの「OnVUEプラットフォーム」、LPIの試験ラボの全てのイベントで受験できる。サイバーセキュリティの基礎のみならず安全なソーシャルメディアの利用といった内容も含むという。
試験範囲は、LPIの「wikiページ」で確認できる。学習リソースをウェブサイトで提供するほか、近日中に無償教材も利用できるようにする。また、2024年初頭に認定書籍の出版も予定している。