LPI-Japanは8月25日、9月24日より「HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2」(以下、「HTML5レベル2」)の配信を実施すると発表、受験予約を開始した。本試験は、2014年1月にリリースした「HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1」に続く、HTML5に関する試験の第二弾。

HTML5レベル1では、HTML5の技術やメリットを生かした静的コンテンツを構築する実力を認定するための試験として、出題範囲はHTML5の要素やCSSを中心に設計されている。これに対し今回リリースとなるレベル2では、HTML5を活用した動的なウェブアプリケーションを設計、作成する実力を認定することを目的に設計されている。
具体的には、マルチデバイスに対応する業務アプリケーションの作成、マルチメディアコンテンツを活用したウェブページやゲーム、スマートフォン向けのウェブアプリケーションなどを作成するために必要となるスキルやノウハウ、留意点などを中心に、プロジェクトの現場で必要な能力や実装技術を問う内容となっているとのこと。
なお、LPI-Japanでは、今回のレベル2リリースに先立って、開発の現場で活躍している多くのHTML5プロフェッショナルの協力を得て、7月にベータ試験を実施している。そこで得られた解答結果や試験内容に関する意見は、LPI-Japan試験開発ワーキンググループにより分析され、実際の現場で求められる実践的なスキルを問う内容になるよう本試験に反映されたという。
試験の主な概要は以下の通り。
・試験名
日本語:HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル2 英語:HTML5 Professional Certification Level.2
・認定名
日本語:HTML5プロフェッショナル認定資格 レベル2 (Application Development Professional) 英語:HTML5 Professional Certification Level.2 (Application Development Professional)
・受験料(案)
1万5000円(税別)
・受験方法
CBT(コンピュータベーストテスティング) PBT(ペーパー試験)
・出題範囲(詳細はこちらを参照)
- JavaScript
- WebブラウザにおけるJavaScript API
- グラフィックス
- マルチメディア
- オフラインアプリケーションAPI
- Session History and Navigation
- 表示制御
- ストレージ
- 通信
- Geolocation API
- Web Workers
- パフォーマンス
また、本試験に関連して、9月10日と17日に、企業の人事部門、採用部門、人材育成部門、キャリア開発部門の担当者を対象として、人材育成プログラムへの導入メリットや活用方法についての説明会を実施する予定。
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