Apache Software Foundationは米国時間8月11日、分散並列処理プログラミングフレームワーク「Apache Hadoop」のバージョン2.5.0を提供開始した。
本リリースの主な機能や改良点は以下の通り。
- HTTPプロキシサーバ使用時の認証機能の向上
- 「Graphite」に直接書き込むことができる新たなHadoop Metricsシンク
- Hadoop互換ファイルシステム(HCFS)に関する仕様化
- POSIX形式の拡張ファイル属性のサポート
- WebHDFS API経由でfsimageを閲覧するためのOfflineImageViewer
- NFSゲートウェイに対するサポートの向上とバグ修正
- HDFSデーモンを操作するためのウェブユーザーインタフェース(HTML5とJavaScript)の改良
- YARNのREST APIによる、アプリケーションのサブミット(実行)およびキル(終了)のサポート
- YARNのタイムラインストアにおけるKerberos認証の統合
- 指定したどのようなペアレントキューの下でも実行時にユーザーキューを作成できるFairScheduler
なお、「Apache Hadoop 2.5.0」は2.xリリースにおけるマイナーリリースである。詳細についてはHadoop 2.5.0のリリースノートで確認できる。
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