SCSKは12月13日、企業のクラウドネイティブ化を支援するという「NebulaShift」サービスを発表した。日本ヒューレット・パッカード(HPE)およびレッドハットと連携して、提供する。
SCSKは、企業のDX化などでアプリケーションを短いサイクルにより開発、改修したり、コンテナー技術などを利用したり、オンプレミス環境をクラウドの従量課金のようなコストモデルで利用したりといったことが広がるだろうと説明する。サービスの名称は日本語で「星雲」を意味し、クラウド(雲)よりも上位の概念と位置づけた上で、企業のIT環境を「星雲」に移行していく想いを込めたとしている。
サービスメニュー
サービス内容は、ビジネスの共創や組織マネジメントなどからアジャイル開発手法の導入、DevOpsの習熟支援、基盤構築・運用、Opexモデル対応(ITコストの変動費化)など多岐にわたる。アプリケーション開発とビジネス共創、技術的支援などについては、レッドハットのコンサルティングサービス「Red Hat Open Innovation Labs」を活用する。また、SCSKがレッドハットのた「Red Hat JBoss プレミア・ビジネス・パートナー」であることから、Javaの経験を生かしたクラウドネイティブアプリケーションの開発を支援する。
他方で、ITインフラ領域を中心にHPEの「HPE GreenLake」サービスを用いて、顧客のオンプレミス/ハイブリッドクラウド環境を従量課金型で利用できるようにする。セキュリティについては、コンテナーセキュリティを強みにするSysdigと協業して、顧客に対応するという。
サービス利用料は個別見積もり。SCSKは、新サービスの関連事業で2026年度末に100億円の売り上げを見込んでいる。