大垣共立銀行は、3月25日から社内業務での問い合わせと文書作成・翻訳・要約、マクロやコードの開発などにおいて実証実験を含めて生成AIの利用を開始すると発表した。同行傘下の共立コンピューターサービスおよびNECと展開する。
導入する生成AIは、米OpenAIの「ChatGPT」で、ChatGPTをクラウドで利用できる米「Microsoft Azure OpenAI Service」経由で利用する。Azure OpenAI Serviceを介在することで、同行がChatGPTに入力した情報とChatGPTが同行に出力した情報が二次利用されないという。これらはNECの「NEC Generative AI Service Menu」サービスで取り扱っている。
同行は、業務の見直しやデジタル化による生産性向上策を進め、同行ならではの新しい価値の創造および業務効率化を目指しているという。
まずは、同行と共立コンピューターサービス、NECの生成AI担当部門の「NEC Generative AI Hub」による共同ワーキングループを立ち上げ、生成AIの理解向上、今後の活用方法、ユースケースなどの実証実験を行う。同行内部業務を中心に生成AIの利用環境を活用していく。また、今後はNEC製の生成AI「cotomi」の導入と生成AIの利用範囲の拡大、機能拡充なども検証していく予定だという。