NECとNEXT Logistics Japan(NLJ)は、物流の社会課題解決に向け、ロジスティクスの全体最適化を目指す戦略的提携の検討を開始したと発表した。
第一弾として、NECの「共同輸配送プラットフォーム」とNLJの物流最適化ソリューション「NeLOSS」を連携。共同輸配送における対象ルート選定から配車・荷物の組み合わせの算出までをシームレスに提供し、早期導入を目指す。
共同輸配送プラットフォームは、共同輸送の利用拡大を阻む課題を解決する仕組みを提供する。適切な共同輸送相手の自動抽出、輸配送プランの調整・最適化、荷量情報の共有などを可能にする。NeLOSSは、量子コンピューターを活用した物流最適化ソリューション。従来、2時間以上かかっていた配車・荷物の組み合わせの算出を約40秒で行う。
両社は2040年を目標に、物流の理想的な将来像「フィジカルインターネット」の実現に向けて、自動運転トラックを活用した新たな輸配送、物流プロセス全体のデジタル化・標準化などを推進する。