八洲電機は、事業変革や市場環境変化への対応力強化に向けて、業務SaaS群「Oracle Fusion Cloud Applications」を採用した。日本オラクルが7月4日に発表した。八洲電機は販売・見積もり、サプライチェーン、会計、プロジェクト、経営管理の領域において、Fusion Cloud Applicationsを2025年11月に稼働させることを目指している。
八洲電機は製品の販売に加え、電機制御/電源/空調システムのコア技術を活用し、システム設計、設置工事、メンテナンスサービスを提供するエンジニアリング会社。電気機械器具を扱う商社として1946年に創業し、現在はエンジニアリングサービスの提供が事業の柱となっている。同社は、変化への対応力が高く、システムの保守・運用の負荷を軽減できると判断し、Fusion Cloud Applicationsの採用に至ったという。
Fusion Cloud Applicationsは、クラウドプラットフォーム上で財務、サプライチェーン、顧客体験(CX)のデータを管理できる。四半期アップデートにより新機能が追加され、顧客企業はイノベーションを継続的に利用可能。ハードウェアなどを更改する必要がなく、最新のセキュリティ機能を利用できる。
八洲電機は今回、「Oracle Fusion Cloud ERP」「Oracle Fusion Cloud EPM」「Oracle Fusion Cloud SCM」、OracleのCX製品群の「Oracle Configure, Price, Quote(CPQ)」を含む「Oracle Sales」に加え、「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)の製品群を採用した。同プロジェクトでは、日本オラクルのコンサルティング・サービス部門が導入を支援している。