「Microsoft Teams」がようやく1つになった。これまで、仕事用と個人用の2つの「Windows 11」アプリが存在して混乱を招いていたTeamsが、1つのアプリとして統合され、複数のアカウントやアクセスタイプを切り替えられるようになった。米国時間8月20日に公開されたこの新しいアプリは、Windows 11、「Windows 10」、および「Mac」に対応し、企業用、個人用、教育機関用のアカウントを単一のアプリで利用できる。
Teamsは長い間、ビジネスユーザー向けのビデオ会議およびチャットアプリとして主要な地位を占めてきたが、MicrosoftはWindows 11のリリース時に、Teamsを個人で使える万能なコミュニケーションアプリとして位置付けた。その結果、個人向けと企業/教育機関向けのアプリが別々に存在し、レイアウトや機能が互いに異なるという厄介な状況が生まれた。
Microsoftは8月20日のブログ記事で、すべてのユーザーが新しいアプリを利用できるようになったことを明らかにした。Windows PCかMacですでにTeamsを利用している場合は、アプリが自動的にアップデートされる。利用していない場合は、Teamsのウェブサイトからダウンロードできるほか、「iOS」版および「Android」版のアプリもある。
Teamsアプリの刷新は、個人ユーザーとビジネスユーザーの両方から得られたフィードバックによって実現したものだ。どちらのユーザーも、2つの異なるアプリを苦労して使い分けるより、異なるアカウントを切り替えられる単一のアプリを望んでいた。
新しいTeamsアプリを起動すると、企業用、教育機関用、または個人用のアカウントがすべて1つの画面に表示される。ユーザーは、アクセスしたいアカウントを選択するだけでいい。いったんサインインすれば、右上のプロフィール画像を選択して使いたいアカウントを選ぶだけで、アカウントを切り替えられる。
個人としてTeamsを利用しているユーザーなら誰でも、無料で他のユーザーとつながり、一緒に仕事ができる。ミーティングのスケジュールを設定して参加者を招待したり、コミュニティーに参加して通話やチャットをしたり、ファイルを共有したりするのもすべて無料だ。
また、サインインせずにゲストとしてTeamsのミーティングに参加することもできる。しかし、ログインして利用したい場合は、ミーティングに参加する際に使用するアカウントを選択できる。
提供:Microsoft
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。