Sansanは9月13日、営業DXサービス「Sansan」が「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)」における「ISMAP-LIU」に第一号として認定されたことを発表した。
ISMAPは、政府が求めるセキュリティ基準を満たしているクラウドサービスを評価・登録する制度で、セキュリティ基準の高いクラウドサービスを円滑に導入する目的で運営されている。Sansanが認定されたISMAP-LIUは、リスクの小さな業務・情報処理に用いるサービスを対象に新設されたカテゴリーで、認定後も約1年半ごとに審査を受け要件を満たし続ける必要がある。
Sansanは、名刺やメールといった接点から得られる情報を正確にデータ化し、全社で共有できるデータベースを構築するとともに、あらかじめ搭載された企業情報や商談などの活動履歴を一元管理できるクラウドサービス。
こうしたクラウドサービスを行政機関が導入する場合、セキュリティに関する要件を満たしているかの評価が都度必要なため、導入まで時間と手間がかかるケースがあるという。ISMAPに認定されることで都度のセキュリティ評価で必要となる手間が削減でき、短期間での導入が可能になる。一般企業においても、より安心して導入・活用を検討してもらいたいという考えから、ISMAP-LIUの審査を受け、今回認定に至ったと同社は説明する。