リコーグループのメイクリープスは、同社が提供するクラウド型請求管理サービス「MakeLeaps」において、「支払通知書」の発行も可能にした。
支払通知書は取引完了後、請求書を受け取る前に、支払う側が取引先へ発行する書類。支払い内容に間違いがないことを確認し、取引先が資金繰りを計画するのに役立つ。
従来、MakeLeapsは、見積書、請求書をはじめ、納品書、発注書、領収書など9種類の帳票に対応していた。しかし、利用ユーザーからの要望を受け、新たに適格請求書に対応した「支払通知書」をテンプレートに追加した。
「支払通知書」サンプルイメージ
MakeLeapsは、さまざまな帳票の作成・送付・管理を効率化するクラウド型請求管理サービス。電子帳簿保存法やインボイス制度に対応しており、経理業務のデジタル化を支援する。請求書の作成から送付、入金管理までを一元管理し、印刷・封入・発送などの作業を電子送付に切り替えることで、経理担当者の業務負担を軽減する。またさまざまな帳票を自由なレイアウトで作成でき、電子帳簿保存法の要件を満たした形で書類を保管する。
今回のアップデートで適格請求書に対応した支払通知書を発行できるようになる。なおMakeLeapsの有料プランユーザーは追加費用なしで利用できる。
近年、見積書や請求書など、企業間でやり取りされる帳票書類の電子化が加速している。しかし、請求関連業務においては、取引先の事情などから紙の書類でのやり取りが必要なケースも少なくないという。そのため、請求関連業務の完全な電子化は難しく、経理担当者の業務負荷増加やテレワークの阻害要因となっていた。