データウェアハウス(DWH)

企業活動により複数の基幹系業務システムに蓄積された大量のデータを集約し、保存するデータベースあるいはシステム。企業はこれをマーケティング向け等に抽出、分析し、意思決定に活用する。

異なるシステムから取得したデータの相関関係を見出し、例えば「特定の日に特定の商品の売り上げが高い」といった具体的な情報を把握することができる。

提唱者のWilliam H. Inmon氏によると、DWHは「サブジェクト志向、統合された、時系列、変更不可といった特性を持ち、経営の意思決定を支援するデータの集合」である。つまり、データは「販売管理」「経理」といった基幹系システムの機能ごとではなく、「顧客」「製品」「店舗」「売上」など特定のサブジェクトごとに整理される。データ名称や単位は一貫性のあるものに統合して分析される。データは時系列で蓄積され、更新されることはなく、「売上推移」といったデータの履歴を把握できる。

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