MSがVisual StudioとMSDNの構成要素を変更--MSDNユニバーサルの実質的な値下げ

日川佳三 2005年03月22日 19時57分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 マイクロソフトは3月22日、2005年後半に出荷する開発ツール「Visual Studio 2005」のブランド戦術の一環として、Visual Studioそのものを含んだ現状の開発者向けサービス「MSDN」(Microsoft Developer Network)のサービス内容を従来よりも安価で出荷することを明らかにした。

 MSDNは、Windows OSやVisual Studioなどマイクロソフト製品と技術情報で構成する開発者向けの定期購読サービスである。MSDNは有料サービスであり、MSDNの購読者は、配布されるCD-ROMに含まれるソフトを開発用途に利用できる。マイクロソフト製品の定期的なアップグレードや技術情報の入手手段はMSDNに限られている。

マイクロソフト デベロッパーマーケティング本部 プロダクトマーケティング部の北川 裕康部長

 Visual StudioはMSDNの配布CD-ROMに収録されており、企業が開発ツールであるVisual Studioを使いこなすためには、MSDNに入会するのが一般的だった。すなわち、Visual StudioはMSDNの一部であるという位置付けになっていた。マイクロソフトは、これを改め、Visual Studioブランドを際立たせる目的で現状のMSDNのサービスをVisual Studioに含めるという戦術を1月に発表。これに合わせて現行のMSDN購読者をMSDN相当のサポートサービス付きのVisual Studioに移行させる。

 今回マイクロソフトが明らかにしたのは、MSDNからVisual Studioへの移行に際し、現状ユーザーが受けているMSDNのサービス内容を実質的に1段階グレードアップできるケースがあるという点である。具体的には、現状の「MSDNエンタープライズ」の購読者は、Visual Studioに移行すると現状の「MSDNユニバーサル」と同等のサービスを受けられるようになる。現状のMSDNユニバーサルは「Visual Studio .NET Enterprise Architect 2003」を含んでおり、MSDNエンタープライズは「Visual Studio .NET Enterprise Developer Version 2003」を含んでいる。

 背景には、現行のMSDNは提供するサービス内容の違いにより5種類の形態に分かれているが、Visual Studio 2005の出荷時点では上位2サービスであるMSDNユニバーサルとMSDNエンタープライズを1サービスに統合化することで4種類に減るという状況がある。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
開発

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算